税理士によって相続税額が違うというのは本当ですか?
1 相続税が依頼する税理士によって変わるのは「本当」です
依頼する税理士によって相続税額が異なることがあります。
実際、ある税理士に相続税の申告を依頼し、相続税を納税したが、その税理士があまり相続税に詳しくなく、経験も乏しかったため、適切な相続税額よりも高い相続税を納めた事例や、反対に相続税を適切な金額よりも低い金額で納めてしまったため、後日、税務調査に入られ、追徴課税をされてしまった事例があります。
このように、相続税については、どの税理士に頼むかによって相続税額が異なることがありますので、税理士選びは慎重に行った方が良いでしょう。
2 依頼する税理士によって相続税額が異なる理由
依頼する税理士によって相続税額が異なる理由としては、ひとえに相続税に関する知識・経験の差です。
具体的には、相続税申告を行うためには、かなり複雑な専門的知識が必要になるところ、税理士の中には、相続税について、年間、数件しか相続税の申告を行っていない方もおり、知識や経験不足のため、不十分な相続税申告となってしまうことがあります。
一般の税理士だと、基本的な業務は所得税や法人税の申告といった継続的な案件であり、相続税のような単発の案件はほとんど行っていない税理士も多くいます。
そのため、そのような税理士に相続税申告を依頼してしまうと、多額の相続税を納めることになったり、反対に、不十分な相続税申告のため、税務調査に入られたりする可能性がありますので、注意が必要です。
3 相続税は相続税に強い税理士にご相談を
このように、どの税理士に相続税申告を依頼するかは非常に重要です。
私のおすすめとしては、相続税については、相続税を得意としている税理士に依頼されることをおすすめします。
相続税を得意としている税理士の見つけ方としては、相続税に関する専用のウェブサイトを作っている事務所であれば、相続税を多く扱っている可能性があるため、税理士を見つける一つの指針になるかと思います。
住宅ローンが残っている場合、相続税はどうなりますか? Q&Aトップへ戻る